バイオポリティクス—人体を管理するとはどういうことか中央公論新社・新書という本を読んでいます。
どんな本かと言うと
出版社/著者からの内容紹介
人の命はいつはじまるのか−−この問いがアメリカで大統領選挙の争点となり、ヨーロッパで法制化が急がれる原因となっているのはなぜか。臓器移植や人体商品の売買が南北問題を激化させ、韓国で起きた科学史上稀に見るスキャンダルも、そうした動きの一例として位置づけられる。今や生命倫理は政治問題となったのだ。生命を巡る急速な技術革新と人類の共通感情とのあいだにあるギャップを埋めるために必要な視座を提示する。
生命倫理に関する本です。
この本は、台湾からの帰りの飛行機で読んだ新聞の書評欄で面白そうだと思い、アマゾンに注文しました。
注文してから驚いた事が二つ。
一つは、アマゾンの紹介ページの「合わせて買いたい本」「この商品を買った人はこんな商品を買っています」に、一緒に買おうと思った本が載っていた事です。
それは「若者殺しの時代」・堀井憲一郎 講談社・新書です。
どうして私が買おうと思った本がここに?何の関連も無い分野なのに…
実は、この2冊の本は、同じ書評欄に、同じ人が「本のソムリエ」として選んで書評を書いていたものなのです。
うーん、どうせなら書評欄のすみっこにamazonのアドレスをQRコードで入れてくれたららくちんなのになあ。
って、それは癒着し過ぎでしょうか?
もう一つびっくりした事は、この本の到着を待っている間に起きた宇和島市の病院の臓器移植に関するスキャンダルです。この問題は、臓器売買に関するトラブルを発端として、その病院の社会保険請求の是非を巡る問題
「腎臓売買」病院に診療報酬返還請求へ
腎臓移植の臓器売買事件の舞台になった宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)で行われた手術の多くが、診療報酬請求の要件を欠いていた疑いが強まったとして、愛媛社会保険事務局は4日、返還請求の方向で調査に入ることを決めた。
腎移植を含む24分野の手術を健康保険で行うには、病院で手術を受けるすべての患者に文書による説明が必要だが、同病院は生体腎移植手術で口頭の説明しかやっていなかった。調査で確認されれば、返還額は手術料だけで数千万円にのぼるうえ、腎臓以外も含めた多くの手術が保険でできなくなり、病院経営に大きな影響が出そうだ。
さらに医師が以前に勤務していた病院での倫理委員会のあり方と大きく波紋が広がっています。
移植学会、臓器売買事件で執刀医の手術歴調査
愛媛県宇和島市の臓器売買事件を受け、日本移植学会は5日、生体腎移植を行った宇和島徳洲会病院の医師がこれまで実施していた移植手術について調査することを決めた。臓器提供者や意思確認方法などを調べる。学会の倫理指針の順守状況も近く全国調査する。
同日、学会内に特別委員会を設置、倫理指針の見直しを検討したうえで、学会員に倫理指針の順守の徹底を求める方針。
生命に関する倫理について、もう少し深く考える契機にしたいと思い、この週末はこの本を読んで過ごすつもりです。