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事務仕事があるのですが、宮部みゆきの「人質カノン」

なんだか、気合いが入らない。
正月ぼけでしょうか?

昔読んだ古い本を書庫から引っ張りだして来て、読んだりしています。

今日は、宮部みゆきの「人質カノン」 文春文庫版。

やっぱり上手いなあ。宮部みゆき。
かならず、そうそう人間ってそういうものだよね、とか書き留めたいような言葉が入っている。
長編だと途中で泣きそうになる事多い。

今日は

それは確かな証拠になる。どれほど辛い目にあっても、何も信じる事ができなくなっても、一度は遺書を書くほどのところにまで追いつめられても、そこで負けてしまわなければ、そこから盛り返して生きてゆくことの意味を、価値を。どこかで必ず見つけることができるということの。

この一文を。

この短編集には、いじめられた子供の話が3編入っています。
この時期の宮部みゆきの関心が、ここにあったのでしょう。そしてそれが、多分、ブレイブストーリーに続く。

彼女は、ファンタジーもSFも時代小説も推理小説もかく。けれど、その中でいつも見つめているのは現代を生きる人が感じる孤独のようなものではないか、そして、孤独の中に救いもあることを伝えようとしていると思うのです。

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